情報は一人の物ではない

著作権自然権だ・アーティストの権利だと言っている人々は、人間が神とでも思っているのだろう。我々は互いに影響を与え合い生きている。また自然界から影響を受けることも在るし、世代を超えて影響を与えることもある。それが芸術を生む。
作者、演奏者、聞き手に差異はなく、全ての人が芸術を創造する可能性がある。その長い創造の連鎖の一部を担ったに過ぎない、一人の人間だけが権利を行使できるというのは、明らかに理不尽である。
芸術を完全にフリーにし、芸術の評価を完全に個人に委ねる事こそが、本当の意味での文化を守るということだ。