芸術の価値

楽家が、CDを売って一億稼げるのが当たり前だというのなら、同じように自然界から情報を切り取る画家も同じだけの報酬を与えられるべきだ。報酬が与えられるどころか、評価されずに死んでいった画家もいる。その画家たちには才能はなかったのか。


均一な価格による評価とは、才能によるものではなく、商業的センスによるものでしかない。そんなシステムで正当な報酬なんてありえない。つまり芸術という主観的価値があるものに対して、CDなどの均一の価格という客観的価値で評価しようとすることが、そもそも間違いなのだ。